丹田とは?丹田の位置と役割、鍛え方

 

今回は丹田について解説していきます。

 

「丹田呼吸法」という言葉は聞いたことがあるという方でも、

 

「丹田って何?」

 

「丹田ってどこにあるの?」

 

と問われると、漠然としてよくわからないという方も多いのではないかと思います。

 

今回は、「丹田の存在する場所」そして「丹田とはそもそも何なのか」についてまとめてみました。

 

最後に丹田を鍛える方法も記載しています。

 

丹田について知りたいという方は是非御一読ください!

 

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丹田の存在する場所

まずは「丹田とはどこにあるのか?」という丹田の存在する場所について確認していきましょう。

 

丹田は人間のからだの三箇所に存在します。

 

上丹田…眉間あたり

 

中丹田…胸のあたり

 

下丹田…へその10cmくらい下

 

自作の絵にはなりますが、おおよその位置はこんな感じです

 

 

 

このうち、一般に丹田といわれるのは、へそ下10cmくらいに存在する下丹田のことです。丹田呼吸の際に意識する丹田もこの下丹田となります。

 

ちなみに下丹田はよく「臍下丹田」とも呼ばれています。

 

以下、丹田=下丹田ということで話を進めていきますね。

 

 

解剖学的には丹田は存在しない

丹田というのは解剖学的には存在していません。

 

丹田の位置するおなかの部分を開けても丹田というものがそこに存在しているというわけではないのです。

 

実際に手術を通し丹田のあたりを見ている医師の帯津良一さんによると、丹田の位置にあるのは「空間」とのこと。

 

さて、この「丹田」ですが、実は「空間」なのです。私は手術で「丹田」のあたりを何度も見ていますが、そこにあるのは空間です。

つまり中国的な考え方に従うと、「いのちの源が宿る空間」ということになります

 

『呼吸はだいじ』  著 帯津良一 p79

 

ですので、解剖の結果を重視し、「解剖して出てこないものは存在しない」と考える西洋医学では丹田は存在しないということになります。

 

それに対し、東洋医学では解剖して出てこなくても、機能として存在しているのであればその存在を認めます。

 

物理的にはなくても、経験則としてそこに丹田という重要部位があると東洋医学では考えられているのですね。

 

つまり、丹田とは臓器といった物理的なものではなく、「概念的な場所」ということができます。

 

丹田にはどのような働きがあるのか

次に丹田とはどのような役割を持った場所で、どのような働きがあるのかについて解説していきます。

 

①丹田は気の貯蔵庫

 

丹田は身体を巡る気が交差する場所(=気の中心地)であり、また、気の貯蔵庫といわれています。

 

気とは間単にいうと生命エネルギーのことです。

 

東洋思想では「気という天と地から得られる生命エネルギーが体内を循環し、それによって私達は生かされている」と考えられています。

身近な例でいうと気力や元気、勇気、やる気の「気」が東洋思想における「気」です。

東洋思想になじみのない方はこちらの方が分かりやすいかもしれませんね。

体内に「気」が充実していると、気力も充実し、やる気や元気も満ち溢れる。この気力ややる気、元気の源が生命エネルギーである「気」です。

 

※「気」については【こちらの記事】で解説していますので、詳しく知りたいという方はご覧になってください!(^ω^)

 

東洋医学では「気」を大変重要視しており、漢方、鍼灸、気功では気の流れを整えることによって病気を癒します。

 

その全身をめぐる生命エネルギーである「気」が交差する中心点、そして、貯蔵される場所。それが丹田です。

 

②丹田は体の中心地

 

丹田は体の中心でもあります。体の中心とは、わかりやすくいうと重心。

 

体の中心である丹田が充実していると体が安定し、どっしりと構えることができるようになります。

 

剣道や、弓道、合気道、柔道などのいわゆる武道の世界では、昔から丹田を重要視してきました。

 

武道と丹田は深くつながっていて、剣道、合気道、柔道、弓道など、「道」のつく世界のほとんどが、丹田を軸にした動きで競うといってもいいでしょう。

また、空手、なぎなたなど、「道」がつかなくても、心技体(つまり、精神力、技術、体力)がバランスよく必要とされる武術にも、丹田がカギを握るものがたくさんあります。

 

引用:「毎朝10回の「深い呼吸」で体が変わる」 著 藤麻美子 監修 川嶋朗

 

また、体の中心である丹田が充実すると重心が安定します。重心が安定すると、ムダな動きがなくなり合理的に動けるようになります。その結果、疲れにくくなります。

 

お尻をしめると丹田に力が入り、重心が安定します。重心が安定するということは、ムダな動きがなくなるということです。

~中略~

重心が安定していると、最小限の動きで目的を果たせるのです。当然のことながら、ムダな動きがない、ムダなエネルギーを使っていないので、疲れづらいのはいうまでもありません。

引用:元気になりたきゃ、お尻をしめなさい 著 船瀬 俊介

日常的に重心が安定した動作をしてた昔の人は、丹田が充実していたとのことです。

江戸時代、大名行列などでは、右手と右足、左手と左足が同時に出る「ナンバ歩き」をしていました。

侍の歩みも腰が定まり、堂々としています。これは、重心の上下運動を最小限に抑えられる歩き方なのです

日常的に重心が安定した動作をしてた昔の人は、丹田が充実していたといわれています。

「元気になりたきゃ、お尻をしめなさい」 著  船瀬俊介

「ナンバ歩き」は世界陸上で銅メダルを獲得した末続慎吾選手選手が実践していたことで有名になりましたね。

また、マラソンの高橋尚子選手も「ナンバ歩き」を取り入れていたと言われています。

体の中心である丹田が充実していると、どっしりと構えられるようになるだけでなく、重心が安定し合理的に動けるようになるのですね。

 

丹田を効果的に鍛える「丹田呼吸法」

このように丹田は全身をめぐる生命エネルギーである「気」の中心地。そして、身体の中心地です。

 

丹田の力を養う=丹田を鍛えることにより、私達の体はエネルギーと気力に満ち溢れ、身体も安定しどっしりと構えることができるようになります。

 

丹田を鍛える方法として効果的なのが、当ブログでも推奨している丹田呼吸法です。

 

丹田を意識して深く呼吸することにより、丹田を効果的に鍛えることができます。

 

また、丹田を意識した呼吸を繰り返すことで、丹田を意識しやすくなります。

 

私も丹田呼吸法を実践していますが、効果は絶大です。

 

丹田呼吸法についてはこちらの記事で説明しましたね。いわば、腹式呼吸の発展版です

 

丹田をしっかり鍛えたいという方、腹式呼吸になれてステップアップしたいという方は是非丹田呼吸法にチャレンジしてみてください!

 

今記事で引用させていただいた主な参考図書

呼吸はだいじ 「ゆっくり吐いて吸う」は、最高の健康法」 著 帯津良一

…丹田の位置にあるのは「空間」とのことで参考にさせていただきました。丹田呼吸法で有名な調和道の会長・帯津良一さんの「呼吸」に関する本です。

元気になりたきゃ、お尻をしめなさい」 著  船瀬俊介

…「日常的に重心が安定した動作をしてた昔の人は、丹田が充実していた」との記述で参考にさせていただきました。丹田についても詳しく解説されています。

まとめ

・丹田はからだの三箇所に存在する。上丹田は頭の上。中丹田は胸の当たり。下丹田はへその10cmくらい下。

・一般に丹田といわれるのは下丹田。

・丹田は解剖学的には存在していない。そこにあるのは「空間」

・丹田は全身を巡る気の中心地であり、気の貯蔵庫。

・丹田は身体の中心でもある。丹田が充実することで身体が安定し、どっしりと構えられるようになる。また、重心が安定することにより効率的に体を動かすことができる。

・丹田を鍛えたいのであれば丹田呼吸法!丹田を鍛えたい方は丹田呼吸法にチャレンジしてみましょう!

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