「気」とは?「気」について詳しくまとめます。

 

今回は「気」について詳しく解説していきます。

 

「気」は東洋思想における概念であり、丹田などの解説でよく耳にしますね。

 

丹田は身体を巡る「気」が交差する場所(=気の中心地)であり、また、「気」の貯蔵庫ともいわれています。

 

「気」は現代に生きる私たちには、馴染みのない概念であり、なかなか理解するのが難しいかもしれません。

 

ですが、「気」について理解を深めると、丹田や丹田呼吸法に対する理解も深まります。

 

「気」について、しっかり理解したいという方は是非ご一読ください!

 

※「気」ついては様々な解釈があり、どれが正解というものは存在しません。今回の記事は東洋医学に関する本7冊ほどを参考に私なりにまとめてみました

 

スポンサーリンク
記事内広告

「気」とは生命エネルギーである

 

「気」とは「生命エネルギー」です。

 

東洋思想では、宇宙を構成するありとあらゆるものは「気」で構成されていると考えられています

 

それは宇宙で生命活動を営んでいる人間も同じであり、そのため、人間の身体も「気」で構成されていると考えられています。つまり、人間の身体を「気」の塊と捉えていることになります。

 

「気」は常に体内を循環し続けており、私達はこの「気」というエネルギーによって生命活動を維持しています。

 

目には見えないけれども、「生きていくためのエネルギー=生命エネルギー」が身体全身を巡っていると東洋思想では考えられているのです。

 

「気」は常に動き、形を変え変化しています。「気」の変化は人の健康状態にも変化をもたらします。

 

「病は気から」という言葉の「気」はこの東洋思想における「気」を指しているといわれており、「気」の変化が病をもたらすと考えられています。

 

また、私達は体内における「気」の変化を無意識にも感じ取っています。よく口にする「気が滅入る」「気がゆるむ」「気が向いた」という言葉は気の変化によって起こった心身の変化を素直に口にしてるということになります。

 

気力や元気、勇気、やる気の「気」も東洋思想における「気」です。

 

こちらが一番分かりやすいかもしれませんね。

 

体内に「気」が充実していると、気力も充実し、やる気や元気も満ち溢れる。この気力ややる気、元気の源が生命エネルギーである「気」なのですね。

 

そう考えると、体内に目には見えない生命エネルギーが循環しているということもイメージしやすいのではないでしょうか。

 

 

「気」は「先天の気」と「後天の気」から作り出される

 

全身を巡る生命エネルギーともいえる「気」は「先天の気」「後天の気」によって作り出されています。

 

「先天の気」とは両親から受け継いだものです。つまり、生まれつき備わっている生命エネルギーということができますね。

 

対して、「後天の気」とは自ら蓄えたもの。「太陽の光や熱、空気」といった天(=宇宙)から与えられるエネルギーを呼吸によって取り入れ、「土地の栄養を吸収して育つ植物や食物」といった地から与えられるエネルギーを食事によって取り入れています。

 

先天の気は生まれた段階でほぼ総量が決まっており、年齢を重ねると共に、また、日々のストレスや生活習慣の乱れにより減っていきます。

 

これに対し、後天の気は文字通り後天的に取り入れる「気」ですので、呼吸や食事によって日々、この後天の気をエネルギーとして補充していくということになります。

 

「気」の分類とその働き

「気」はその働きから次の5つに分類されます。

 

主な参考図書 

『最新カラー図解 東洋医学 基本としくみ』 著 仙頭正四郎 p25

 

宗気(そうき)…血や水(東洋医学では「気」「血」「水」の三つを身体を構成する基本要素と考えています)、そして、臓器を動かす原動力となる「気」。臓器を動かすについては肺の呼吸作用や心臓の拍動のことを指します。

 

栄気(えいき)…血管内を流れる栄養分が豊かな「気」。血を生成し、血の流れによって全身を巡回することで、身体に潤いと栄養を与える働きがあります。

 

衛気(えき)…血管外をくまなく流れる「気」。免疫機能や汗腺調節、臓腑を温める、皮膚を潤滑に保つなどの働きがあります。

 

臓腑の気…五臓それぞれに働く気。

 

経絡の気…体内を走る経絡に働く気。

 

「気」の乱れによるトラブル

生命エネルギーである「気」が不足したり、「気」の流れが乱れると以下のような心身の不調につながります。

 

気滞…「気」の巡りが悪く、からだのなかで滞っている状態。ストレスなどが主な原因とされています。

症状 イライラしやすい、怒りっぽい、おなかの張り、ゲップやおならが出やすいなど

 

気虚…「気」が不足している状態。いわば、身体がエネルギー不足の状態であり、疲れや倦怠感、冷え、食欲不振、胃もたれ、免疫力の低下などにつながる

症状 疲れやすい、無気力、身体が冷える、風邪を引きやすい、食欲不振など

 

気逆…「気」が体の上部から降りてこない状態。「気」は本来上から下に流れるものです。「気」が上昇しすぎたり、下降する力が弱すぎたりすると、下降するはずの気が上に逆流する気逆につながります。

症状 めまい、頭痛、げっぷ、吐き気

 

気の流れを呼吸法で整える

 

「気」は全身をスムーズに回っている状態が最も心身にとってよい状態だといえます。

 

「気」の流れを整える方法は数多くあり、とてもこの記事ひとつでは紹介することができないのですが、その代表とも言えるべき存在が呼吸を整える呼吸法。

 

呼吸には「気」を体内に取り込み、その流れを調整する作用があります。

 

「気」がスムーズに全身をめぐっている状態が、もっとも理想的な心身の状態といえます。

その「気」の流れを調整し、決定付けるのが、呼吸なのです。呼吸とは、単に酸素を鼻から吸って、出しているだけではありません。むろん、酸素を肺にとり込み、それを血液によって全身にめぐらせるのも、呼吸のたいせつな働きです。

しかし、それだけではない。空気を吸うことは、宇宙エネルギーすなわち「気」を体内にとり入れることでもあるのです。

 

引用元 『できる男のメンタルコンディショニング』 著 船瀬 俊介 

 

深くゆったりと吐く腹式呼吸、また、丹田を意識した丹田呼吸で気の流れが整い、心も身体も元気を取り戻します。

 

呼吸法に興味があるという方はまとめページを作っていますので是非ご覧ください

 

科学でも注目され始めている「気」

さて、最後に現代科学と「気」について少し紹介したいと思います。

 

ここまで紹介した生命エネルギーと呼ばれる「気」は東洋思想における概念であり、見ることも、そして、科学的に測定することもできません。

 

ですので、現時点では「科学的に「気」というものは存在しない」といわざるを得ません。ですが、近年発展を遂げている物理学の量子力学という分野における研究結果が、この「気」の概念と非常に似通っているといわれています。

 

ですので、いつの日か、東洋思想における「気」が科学的に証明される日が来るのかもしれません。

 

まとめ

・「気」とは生命エネルギーである。この「気」というエネルギーによって私達は生命活動を維持している。

・「気」は「先天の気」と「後天の気」から作られる。「先天の気」は両親から受け継いだもの。「後天の気」は呼吸や食事によって自ら蓄えたもの。

・「気」はその働きから「宗気」「栄気」「衛気」「臓腑の気」「経路の気」に分けられる

・「気」が不足したり、「気」の流れが乱れると「気滞」「気虚」「気逆」といった様々な不調につながる

・「気」の流れを整える代表的な方法が呼吸を整える「呼吸法」

スポンサーリンク
記事内広告
記事内広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連記事