神経とは「情報の通り道」。神経の働きとその分類について解説していきます

さて、これから数回にわたって呼吸法の重要な効能のひとつである「副交感神経の働きが高まり、自律神経のバランスが整う」について解説していこうと思います。

今回の記事は初回ということで、「神経とはそもそも何なのか?」ということについて解説していきます。

自律神経を解説するための前準備というような位置づけですので、ざっくりと理解していただければなと思います。

是非参考にしてみてください(^ω^)

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そもそも神経とは?

それでは、まず「神経とは?」という素朴な疑問について。

神経とは簡単にいうと、「情報の通り道」です。

私達の全身には神経系とよばれる神経によるネットワークが張り巡らされており、この神経が「情報の道」として働くことで、体の組織や各器官が情報をやりとりしています。

【”ヒトの神経系.svg”by すじにくシチュー is licensed under CC BY 4.0

脳と体もこの神経を通してお互いに連絡を取り合っています。

神経を通して体から脳へ情報が伝わり、また、脳から体へと情報が伝わります。

神経を介した脳と体の情報交換に関する非常に分かりやすい具体例がありますので、引用で紹介させてもらいます。

たとえば、指先が熱いやかんについ触れてしまったとき、私たちは瞬間的にやかんから手を離しますが、このとき、指先に熱いものが触れたという指先の感覚情報は、神経を通じて脳に行き、それを脳が認識します。

この情報から「このままでは指先が危険」と脳が判断すると、「指先をやかんから離しなさい」という指令が、体に送られます。この指令によって、筋肉が動き、指先がやかんから離れるのです。

このように、神経が「情報の道」として働くことで、脳と体のコミュニケーションが上手に行われています。

引用元:『自律神経を整える「あきらめる」健康法』 著 小林弘幸 p54

指先の「熱い」という感覚情報が神経を通して脳に伝わり、脳から指先を動かすための指令も神経を通して伝わるということになります。

このような例を見ると、神経が「情報の通り道」として機能しているのがよくわかりますね。

私達の体内では、神経を通して体の組織、各器官が情報をやりとりしているということになります。

神経の分類。神経は「中枢神経」と「末梢神経」からなる

続いて神経の分類についてみていきましょう。

※先ほども紹介したヒトの全身に張り巡らされた神経網の画像(上画像)と、手書きにはなりますが神経の分類図(下画像)を用意しました。2つの画像を参考にみていくとイメージしやすいかと思います。

“ヒトの神経系.svg”by すじにくシチュー is licensed under CC BY 4.0

神経は大きく「中枢神経」と「末梢神経」の2つに分けられます。

「中枢神経」とは脳と脊髄を指します。脳は、脳そのものですね。脊髄とは、脳につながって腰まで伸びる神経の束です。中枢神経は全身にある末梢神経から伝達された情報をまとめて判断し、指令を出しています。

「末梢神経」とは中枢神経から枝分かれして体のすみずみまではりめぐらされた細い神経。全身にはりめぐらされた神経網といえます。上記画像の水色で表示されている神経ですね。

「末梢神経」は脳から出ている12対の「脳神経」と脊髄から伸びる31対の「脊髄神経」からなり、その働きによって「体性神経」と「自律神経」に分けられます。

「体性神経」とは体が受けた刺激を脳まで伝えたり、逆に脳から体を動かすための指令を伝える神経。体が受けた刺激を脳まで伝えるものは「知覚神経」、脳から動きの指令を伝えるものを「運動神経」といいます。

先ほどの例でいうと、熱いやかんに触れたときに、痛い、熱いなどの全身の感覚を脳に伝えるのが「知覚神経」。”指先をやかんから離しなさい”という脳から手足などの筋肉を動かす指令を伝えるのが「運動神経」となります。

「自律神経」は、血管、心臓や肺、腸などの内臓に伸びている神経であり、体内環境を自動的にコントロールしています。自律神経は「交感神経」と「副交感神経」からなります。

「体性神経」は知覚や運動に関わる神経なので、その動きを意識することができますが、「自律神経」は無意識のうちに動く内臓や血管に関わる神経なので、意識的に動かすことができないというのが大きな特徴となります。

まとめ

さて、以上が神経の働きと、神経の分類についての解説となります。

次回はこの内容を踏まえて、自律神経について詳しく解説していこうと思います。興味のあるかたは次の記事も是非お読みください(^ω^)

~この記事の要約~

・神経とは「情報の通り道」

・私達は全身に張り巡らされた神経系とよばれる神経ネットワークによって、脳と体が円滑に情報をやりとりしている

・神経は大きく「中枢神経」と「末梢神経」に分けられる。「中枢神経」は脳と脊髄のことを指し、「末梢神経」は中枢神経から枝分かれして全身にはりめぐらされた神経網のことを指す。

・「末梢神経」は更に「体性神経」と「自律神経」に分けられる

・「体性神経」は体が受けた刺激を脳まで伝えたり、逆に脳から体を動かすための指令を伝える神経。「自律神経」は、血管、心臓や肺、腸などの内臓に伸びている神経であり、体内環境を自動的にコントロールしている。

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