無理なグルーミングは逆に精神が悪化する。セロトニンを増やす方法の注意点

今回は「セロトニンを増やす方法」の注意点を書いていこうと思います

以前書いた「セロトニンを増やす方法まとめ」の記事で「個人的にセロトニンを増やす際には注意点がありますよ」と書いてそのままだったので、その補足となります。

セロトニンを増やす方法としては人とのふれあいを示す「グルーミング」がよく挙げられます。「グルーミング」はスキンシップが代表格ですが、人との会話やコミュニケーションも含まれます。

ですが、今現在、精神状態が悪い人は人間関係に恵まれていないことも多く、「人とのふれあいを大切にしてセロトニン増やして!」と言われても無理という方も多いのではないでしょうか。

これは本文中で何度も述べることですが、

「グルーミング → セロトニン効果 → メンタル向上・幸せ」は「親しい人とのふれあい限定」です。

無理に人とのふれあおうとして失敗を繰り返すと、セロトニン効果で幸せどころか精神状態は最悪に悪化します(何度も経験済み)

今回の記事では、精神状態が悪く、且つ「信頼できる人がいない」「友達も少ない」といった人間関係に恵まれていない方を対象に、セロトニンを増やすと言われる「グルーミング」に対してどのように考えていけばよいのかを書いていこうと思います。

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セロトニンを増やす方法(おさらい)

まずは、軽くセロトニンを増やす方法についておさらいしましょう。

セロトニンを増やす方法として代表的なのは以下の三つでしたね。

「太陽の光を浴びる」

太陽の光によってセロトニン神経は活性化されます。セロトニン神経の活性化には2500~3000ルクスの照度が必要といわれていますので、その条件を悠々とクリアする太陽の光を浴びるのが効果的です。

「リズム運動をする」

一定のリズムで身体を動かすリズム運動でセロトニン神経が活性化されます。リズム運動はウォーキング、ジョギング、サイクリング、スクワット、エアロビクス、ダンスなどが代表格。

また、厳密にいうとリズム運動は「筋肉の収縮と弛緩を定期的に繰り返す運動」のことなので、呼吸や咀嚼もリズム運動の一種です。

「グルーミング」

グルーミングは簡単に言うと、人と人とのふれあい。

握手やハグ、マッサージといったスキンシップ、家族団らん、人との会話・コミュニケーションなどがグルーミングの具体例です。

無理なグルーミングにセロトニン効果はない。逆に精神悪化。

今回の記事で取り上げるのは、三つ目の「グルーミング」です。

この「グルーミング」はセロトニンを増やす方法としてよく推奨されており、「人とのふれあいを大切にしてセロトニンを増やそう!」と紹介されることも多いです。

ただし、ここに関しては私は注意が必要だと思っています。

精神状態が悪く人間関係にも恵まれていない人が無理に人とふれあっても(グルーミングを行っても)、セロトニン効果で精神が安定するどころか、逆に精神状態は悪化します。

セロトニン神経の活性化に有効なグルーミングは「親しい人とのふれあい」限定です。

これは少し考えるとすぐに分かりますね。

確かに人とのふれあいで癒されて幸せな気分になることはあります。

家族でだんらんの時間を過ごしたり、友達と時間を忘れて話し込んでいたりすると楽しいですよね。

ですが、反面、人とのふれあい=人間関係ってストレスになることもすっごく多いですよね。

仕事における最大のストレスは人間関係ともいわれています。

グルーミング → セロトニン効果 → 精神安定・幸せ効果

これが成り立つのは「親しい人とのふれあい」限定です。言い換えると、「良好な人間関係限定」ともいえますね。

ですので、人とふれあっても、それが嫌いな人であったり、集団にうまくなじめなかったり、失敗を繰り返したりするとセロトニン効果でメンタル向上どころか、ストレスで精神状態はどんどん悪化します。

セロトニン不足に悩む方は人間関係に恵まれていないケースも多い

セロトニンはよく心の病気との関係を指摘されることが多く、セロトニンを増やすことに関心がある方は、心の病気を抱えていたり、精神の不調を感じている方も多いのではないかと思います。

実際、私もセロトニンに興味を持ったのは、自身の心の病気を治すためでした。

そして、ここに非常に大きな問題点があると私は思っています。

心の病気を患っていたり、精神の不調を感じている方は、「信頼できる仲間がいない」「悩みを相談できる人がいない」「友達が少ない」と良好な人間関係を築けていないケースも多いのではないかと思います。

人間関係の不調が精神の不調につながることも多いですからね。

そのようになかなかうまく人づきあいができない方が

「人とふれあうグルーミングでセロトニンが増える!セロトニン効果で幸せになります!」

「人とのふれあいを大切にしないとセロトニン不足に陥って精神状態が悪化します!気を付けて!」

と聞くとどのように感じるでしょうか。

「よーし、私もグルーミングで幸せになるぞ!ワクワクしてきた!」

「やっぱ人とのふれあいって大切だよね。今日から気を付けよう!」

となるでしょうか?

私はならないと思います。

むしろ逆に、

「私はうまく人づきあいができないから駄目だ。」

「人とのふれあいができない私は幸せにもなれないし、精神状態が向上することもない」

と追い詰められていくケースの方が多いと思います。

別に望んで人づきあいがうまくできないわけではなく、うまく人づきあいができないことに悩んでいますからね。

ちなみに私なんて社会不安障害(対人恐怖症)でした。対人恐怖症の人が「グルーミングでセロトニン効果!」「人間関係が希薄な人はセロトニン不足になるので積極的に人とふれあって!」と聞くと絶望しかありません。

※※社会不安障害はSSRI(うつによく処方されるセロトニンを増やす薬)を処方されることもあり、セロトニン不足が影響しているという見解があります(色々な説があり、詳しい原因はわかってませんが)

私なりに病気を治すために、趣味を通じてサークルに参加したり、積極的に人に話しかけたりもしましたが、精神的にいっぱいいっぱいの状態では失敗ばかりが続き、精神状態はどんどん悪化していきました。

当然ですが、人とふれあうことによるセロトニン効果なんてまったくありません。

繰り返しになりますが、「グルーミング効果→セロトニンでメンタル向上!」は「親しい人とのふれあい」「良好な人間関係」限定です。

人とふれあっても、うまくなじめなかったり、失敗したなと挫折感を味わうようでは精神状態は改善されるどころか、どんどん悪化します。

グルーミングは無理なら完全に無視していい

このように考えていくと、精神状態が悪く、人間関係にも恵まれていない人にとっては、セロトニンを増やす方法として「グルーミング」はかなり厳しいものと考えられますね。

ここまで読んでいただいた方で、自身も良好な人間関係を築けていないという方は、

「じゃあ、信頼できる人がいない私はどうすればいいの?」

「悩みを相談できる人がいない私はずっとセロトニン不足で精神状態が改善されることはないの?」

と不安にも思う方もいらっしゃるかもしれません。

私もここは本当に悩みました。正直、死ぬほど悩みました。

「セロトニン不足こそが心の不調の原因だ!」

と強調されればされるほど、うまく人づきあいができない私の精神状態は決して改善されないのではないかと追い詰められていきました。

それでは、信頼できる人がいない、悩みを相談できる人もいないという人はどうすればいいのか。

私のアドバイスとしては、

グルーミングは無理なら完全に無視していいです。

はっきり言って悪化するくらいならやらないほうがましです。よく何事も経験とはいいますが、精神的に弱っているときの傷は一生もののトラウマになる可能性もあります。

ですので、無理にグルーミングを意識して、無謀な人づきあいを繰り返し精神状態を悪化させるくらいなら、はじめから無視したほうが賢明です。

「今の状態で無理に人とふれあっても失敗を繰り返すだけだな…」と思う方は無理にグルーミングを行う必要はありませんので、グルーミングに関しては一旦捨ててしまいましょう。

セロトニンを増やすのは「太陽の光」と「リズム運動」に特化

「グルーミングは完全に無視していい」

と聞くと、

「ん?じゃあセロトニン神経を活性化させるのも諦めろってこと?」

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。

セロトニン神経の活性化については、上述したように「太陽の光を浴びる」「リズム運動をする」という方法もありますので、そちらをメインに行いましょうということです。

「太陽の光を浴びる」「リズム運動をする」に関しては、一人で完結できることですし、人間関係と違って変に失敗し、悪化することもありません。

ですので、こちらを優先して行いましょう。

「太陽の光を浴びる」「リズム運動をする」といった一人でもできることからコツコツと積み重ねていくと精神状態は少しずつ上向いてきます。

精神状態が改善されれば、人とも余裕をもって接することができるようになり、人間関係も自然と良い方向へシフトします。

人づきあいも大切にしていこうと考えるのはそれからで十分です。

焦って人間関係で失敗を繰り返すよりも、まずは一人でできるメンタルケアをコツコツと続けていくことをお勧めします。

終わりに

今回の記事では、精神状態が悪く、人間関係にも恵まれていない方を対象に「グルーミング」についてどのように考えればよいのかを書いてきました。

人づきあいが苦手で信頼できる人もいませんという方にとっては

「グルーミングでセロトニン力が向上!」

「人とのふれあいを大切にしよう!」

というアドバイスは逆効果となることが多く、

「人づきあいが苦手な私は幸せになることはないし、精神状態が向上することもない」

と追い詰められてしまうこともあります。

また、精神状態が悪いままで無理に人づきあいをしようと思っても失敗を繰り返し、どんどん精神状態が悪化する可能性もあります。

セロトニンを増やす方法は他にも「太陽の光を浴びる」「リズム運動を行う」なども挙げられますので、そちらを中心に行いましょうということでしたね。

良好な人間関係はもちろんメンタルにとってプラスですし、心理学者の本を読んでいても幸せの要因として「人間関係」はよくあげられます。

ですが、人間関係というのはもろ刃の剣でもあり、大きなストレスと悩みの種にもなります。

一人でできるメンタルケアをコツコツ続けていけば自然と精神状態は良い方向へ変化し、人とも余裕をもって付き合えるようになります。すると、人間関係もおのずと良い方向へ進みます。

今は信頼できる人も悩みを相談できる人もいないという方も、焦らずに目の前のできることをこなしていきましょう!!


※※ちなみにですが、私はいくつも併発した心の病気をすべて自力で完治させました。本当に誰の手も借りずに、一人で完治させました(というか、手を借りられる人がいなかった)

トラウマとなる失敗経験もいくつも重ねてきましたが、セラピーもまったく受けていません。

当ブログで紹介するメンタルケア、メンタル強化法はすべて一人でできるものです。人づきあいが苦手であったり、人とうまく接することができないという方も安心して取り組んでいただければなと思います。

まとめ

・グルーミングのセロトニン効果でメンタルが向上するのは「親しい人とのふれあい」限定。

・無理に人とふれあおうとし、失敗を繰り返すようでは精神状態は向上するどころか逆に悪化する。

・精神状態が悪く、人間関係にも恵まれていないという人はグルーミングに関しては完全に無視してよい。セロトニン神経の活性化は「太陽の光を浴びる」「リズム運動をする」を中心に。

・一人でできるメンタルケア(太陽の光を浴びる、リズム運動をするなど)を続けていくだけでも確実に精神状態は改善される。精神状態が改善されると心にも余裕ができ、人間関係も自然と良い方向へシフトする。人づきあいを大切にするのはそれからで十分。


追伸:継続して読んでくださっている読者の方へ。

以前の「セロトニンを増やす方法まとめ」の記事では理論編ということで、私の考えをはさまずに、書籍を参考にセロトニンを増やす方法をまとめました。ですが、この記事を読むと私が強くグルーミングを推奨しているように感じますね……

後にすぐ注意点に関する記事を書くので大丈夫かなと思ってましたが、大分時間がたってしまいました。継続して読んでいただいている方には「このブログはグルーミング推しなんだな」と誤解を招いてしまったかもしれません。申し訳ございませんでした。

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