不安障害を治すには「ひとつの方法で十分!!」というお話。

前回の記事では不安障害の定義を確認しました。

「不安が過度になり、治療を必要とするさまざまな症状が出るまでに至った状態」を不安障害とよぶのでしたね。

不安障害と向き合う上で重要となるポイントは以下のふたつ。

〇不安障害の根底には「不安」がある

〇不安障害では不安があることが問題なのではなく、不安が強すぎるのが問題である。

今回の記事から具体的な対処法についてお話ししていきます。

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不安障害の対処法はひとつで十分!

不安障害といっても人によって症状は様々です。

社会不安障害になる人もいればパニックに苦しめられてしまう人もいます。

体の変調をとっても、頭痛、かゆみ、手の震え、胃痛、不眠・・・・出てくる症状は人によって異なります。

病気が合併することも問題となっており、社会不安障害の人がパニック症になったり、パニック症の人が広場恐怖症になったりと別の不安障害を合併するケースも多いそうです。

このような事例を見ると、

「社会不安障害対策は○○!」

「パニック対策は○○!」

「不眠対策は○○!」

「頭痛対策は○○!」

と症状別にそれぞれの対処法が必要だと考える方も多いのではないかと思います。

症状が違えばその症状ごとに原因があるように思えますし、対処法も異なるような気がしますよね。

ですが、私は個々の症状別対策は必要ないと思っています。

私がお伝えする方法は一点集中ですべてに働きかけます。

私は社会不安障害をきっかけとしてパニック発作、不眠症、幻覚、頭痛、嘔吐など様々な症状を併発しました。(食事の際に何度も手を洗いに行くという軽い強迫性障害の症状も出ていました)

関連記事:「私の精神疾患体験記

お伝えしてきた通り現在ではこれらすべての症状を完治させましたが、やってきたことはたった一つです。

一つのことに集中し、問題が解決したことで不安障害で併発した症状は次々に良くなっていきました。

そして、その実行したひとつの事とは「不安に対する上手な対処法を身につけたこと」です。

根底にある「不安」が解決すれば症状は次々と消える

前回不安障害の定義を確認したことにはちゃんと意味があります。

不安障害の定義が

「不安が過度になり、治療を必要とするさまざまな症状が出るまでに至った状態」

であることからも分かるように、不安障害の根底には「不安」があります。

ですので、根底の原因である「不安」に対する上手な対処法を身につけることができれば不安障害で現れる様々な症状は次々と消えていきます。

これは病気を経験された方はご自身の経験を振り返ってみると分かると思います。

例えば私は社会不安障害を発端とし、症状の悪化につれて不眠症を発症するようになりました。不眠を併発すると眠れなくなりますので肉体的にも精神的にも疲労がさらに増します。体にも変調をきたし、頭痛、かゆみ、便秘にも悩まされました(精神状態が大きく乱れると自律神経の働きも乱れるため、体にも変調が起こります)。そしてストレスがピークを迎えたときにパニック発作を起こすようになりました。

ここでポイントとなるのは、不安障害になって様々な症状を併発したものの、決してすべての症状が一気に出てきた訳ではないということです。

ここは私以外の不安障害の方も同じだと思います。人によって体の変調や併発する心の病気も様々です。ですが、すべての症状が不安障害の発症と同時に一気に現れた人はいないと思います。

不安障害を発症する→精神状態が著しく悪化する→別の症状が現れる→更に精神状態が悪化する→また別の症状が現れる→以下ループ

というように症状の悪化とともに様々な体の不調や精神の不調を併発していく形だと思います。

重要なポイントなので繰り返しますが「不安障害が発端となって様々な心身の異常を併発していく」ということですね。

これは同時に、不安障害の根本的な原因を解決してしまえばすべての症状は次々と良くなっていくことを意味します。

不安障害が発端となって負のループに陥っているのであれば、その発端となっている不安障害の根本的な原因が解決すれば今度は症状が次々と良くなる正のループが起こります。

そして今記事でも再三確認していますが、不安障害の根底には「不安」があります。

「不安」が強すぎて暴走しているのが不安障害です。

ですので、根本にある「不安」への上手な対処法を身につけることができれば不安障害は回復し、それに伴い併発した症状も次々と消えていきます。

なんとなく納得。でも心配だな・・という方へ

ここまでの話を軽くまとめます。

○不安障害では心身ともに様々な症状が出てくるが、それはすべての症状が一気に出てくるのではなく、不安障害を発端として次々に症状が併発していく。

○不安障害の根本である「不安」に対する対処法を身につければすべての症状は消える

この話を聞いて「なるほど。一理あるかも。。。」

と納得してくれた方もいらっしゃると思います。

根本的な定義に基づく話ですので、決しておかしな話ではないと思います。

ですが、この話を聞いても次のような疑念を抱く方もいらっしゃるかもしれません。

「理屈はなんとなく分かるんですけど、、、やっぱり私は症状別の対策が必要だと思います。本当にその話信じていいんですか?単なるにじまるさんの成功体験談なんじゃないですか?」

私がうまくいった→あなたもうまくいく!!

というのは乱暴じゃないかということですね。

心の病気は本当に扱いが難しく、間違った対処法を行うと逆に症状が悪化してしまったりするケースもあるので慎重な姿勢も必要です。

もちろん、私は自分の方法がすべてだとは思っていません。

「私が治したんだからこの方法を守らないと治りません!」というつもりは毛頭ありません。私の話に納得して頂いた方のみ今後の対処法を実行していただければなと思っています。

ですが、私は不安障害の記事を作成するにあたり様々な不安障害に関する本を読んでいますが、私の体験と同様のケースをいくつか目にします。

例えば「不安神経症・パニック障害が昨日より少し良くなる本」にもこのような記述があります。

この章では、これまでお話しした以外に現れるさまざまな症状についてお話しします。これを読んでみなさんの心配が少しでも減ればと思います。おわかりいただきたいのは、不安神経症がよくなっていくにつれて、すべての症状が同時に軽くなり、混ざりあっていくということです。ですから、一つ一つの症状について個別に対処しなくては、とか、ある症状が他の症状よりも重要だ、とか考えないようにしてください。

引用:不安神経症・パニック障害が昨日より少し良くなる本 著 ポール・デイヴィッド

・不安神経症がよくなるにつれてすべての症状が同時に軽くなる。(不安障害は以前神経症とよばれていました)

・一つ一つの症状に個別に対処する必要はない

私の主張とまったく同じですね。

こちらの本は世界的に共感を得ており、実際にこの本を読んで治った方も多いそうです。

私は不安障害に関する本をまったく読んでいなかった

私は不安障害に向き合うにあたり、不安障害に関する本はまったくといっていいほど読んでいませんでした。

(脳科学や生理学、一般的なメンタルヘルスの本を主に読んでいました)

本当に不安障害に関する本は一冊も読んでいないと思います。

完全に無知識のまっさらな状態で不安障害に立ち向かいました。

ですが、記事を書くにあたり不安障害の克服者の本を見ていると、結局同じような結論にたどり着いたりしています。

本を読んでいて「なるほどな。私がやってきたことはこういうメカニズムで不安障害に対して有効だったのか」と再確認させられることが多いです。

まったく無知識の状態で不安障害と向き合い、結局他の克服者と同じような結論に達しているということは、数ある不安障害に対する有効なアプローチのうちの正解のひとつであることは間違いないと思います。

(もちろん、上で引用した本も私はまったく知りませんでした)

ですので、私の説明した内容に納得できる方は、不安障害と向き合う上での最重要課題を「不安への上手な対処法を身につけること」と位置づけていただきたいと思います。

また、対処法が複数あると「あれもしないといけない。これもしないといけない」と混乱してしまう可能性があります。不安障害で心が弱っているときに多くのことをこなそうとするのは精神的にも負担が大きいですよね。

一点集中で不安に向き合えば併発した様々な症状はすべて良くなりますのでご安心ください。

終わりに

今回の記事では今後私が紹介する不安障害に対する対処法について説明させてもらいました。

不安障害といっても症状は様々です。

ですが、不安障害の根底には暴走する「不安」があります。

ですので、症状別に細かな対策を講じるよりも根本的な不安に対する対処法を学ぶことが最も重要となってきます。

不安が暴走し、次々と他の症状を引き起こしていくのであれば、根底にある不安にうまく対処できるようになれば併発した症状も次々と良くなっていきます。

不安障害を乗り越えるための上手な不安の対処法を学んでいきましょう!!

※症状別の対処法がまったく必要ないというわけではありません。ですが、不安に対する対処法を確立できれば、私の中では7~8割は終わりです。

まとめ

・ひとことに不安障害といっても症状は人によって様々。社会不安障害に苦しむ人もいればパニックに苦しむ人もいる。体に出てくる変調も人によって異なる。

・しかし、不安障害の定義からもわかるようにすべての不安障害の根底には「不安」がある。不安障害に向き合うにあたり最も重要なのは「不安に対する上手な対処法を確立すること」

・不安障害の根底にある不安に対する対処法を身に着けると、不安障害で併発したさまざまな症状は次々と消えていく。

・不安障害で心が弱っているときに多くのことをしようとすると混乱する可能性がある。不安障害には一点集中「不安への対処法を身に着ける」で立ち向かおう!

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