ACTって何?不安とうまく共存する認知行動療法について軽く紹介します

今回はACTという認知行動療法について書いていこうと思います。

これからACTの理論を紹介していく予定ですので、軽いガイダンスのようなものですね。ACTに興味ある方、また、不安やイライラといった感情と戦うのに疲れたという方は是非ご覧ください。

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ACTとは

ACTとは「アクセプタンス&コミットメントセラピー」の略で、認知行動療法の一種です。

「アクト」とも呼ばれ、マインドフルネスがベースになっています。

私自身、ACTを実践しているというわけではないのですが、ACTの理論の根幹にある「ネガティブな感情は消し去ろうとすればするほど暴走する」「感情を無理矢理コントロールしようとするのやめようぜ!」という考えに非常に共感ができますので、これから紹介していこうと思っています。

ACTをオススメできる人

個人的な意見ですが、「ポジティブシンキング全然効果ありません!!」「無理矢理ポジティブに物事を捉えようとすると逆に不安が暴発します!むしろ逆効果です!!」という人にはACTをオススメできます。

私もそうだったのですが、一時期、自分のネガティブな性格に強いコンプレックスを抱き必死にポジティブシンキングに取り組んだのですが、まったく効果がありませんでした。

一生懸命ポジティブな言動を言葉に出して言ってみたり(アファメーション)、物事のいい面をリストアップしてみたり(リスト化)、理想の自分をイメージしてみたり(イメージング)・・・・・

やってる間は一時的に高揚感を感じることはあるのですが、しばらくするとネガティブな感情がぶり返してきて、結局はポジティブになれないことに逆に悩むだけでした。また、ポジティブシンキングのメリットを扱った本ばかり読んでいたので、何でもかんでもポジティブに捉えないといけない強迫観念に非常に疲れましたね。

ACTのコンセプトが基本的に「ネガティブな感情を無理に抑えつけようとしたり、ポジティブに変換したりしようとしたりしない」という立場ですので、ポジティブシンキングに失敗した人は学んでみる価値はあると思います。

ちなみに、ACTを取り扱った書籍「幸福になりたければ 幸福になろうとしてはいけない」の著者ラス・ハリスも同様の経験をしたそうです。

自身を卑下する言葉の攻撃に対して

・自分がうまくやりとげたことのリストをつくる

・周りの人から受けた褒め言葉を思い出してみる

・自分の能力に対してポジティブな言葉を繰り返し唱えてみる

という方法で対抗してみたものの、全く効果がなかったとのこと。やっぱりポジティブシンキング全然効かねーわって人も多そうですね。

ACTの特徴

これは次回の記事から詳しく紹介していきますが、ACTの大きな特徴は、ネガティブな感情を矯正する方法を身につけるというものではなく、ネガティブな感情とうまく共存する方法を学ぶというもの。

経験したことがある方も多いのではないかと思いますが、不安を無理に追い払おうとすればするほど逆に不安が頭にこびりついてしまったり、イライラを無視しようとすればするほどイライラが高まっていったり・・・

「ネガティブな感情をコントロールしようとすればするほど、逆にネガティブな感情にがんじがらめになってしまって逆効果!」という訳の分からないことになってしまうケースって多いですよね。

繰り返しになりますが、ACTの基本コンセプトは「無理にネガティブな感情をコントロールしようとしない」ということですので、ネガティブ感情の上手な矯正方法を学ぶというのではなく、ネガティブな感情とうまく共存する方法を学ぶのがACTの特徴です。

ACTに関する記事としては赤坂クリニックの心理士の方が書いたこちらの記事が参考になります。興味のある方は一度目を通してみてください。

参考URL

ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)前編 ~アクセプタンス~

ACT=森田療法?

私がACTに関して調べ始めたときに一番最初に出てきた感想は「これ森田療法じゃね?」ということでした。

森田療法は以前の記事で軽くふれましたが、日本が世界に誇る神経症の治療法です。

森田療法でもACTと同じく、ネガティブな感情を無理矢理消し去ろうとするのではなく、ネガティブな感情は「あるがまま」にして、自分の望んでいる行動とるように促します。

ACTも自分にとって役に立つ行動をとるということを非常に重視しており、森田療法と同じだなと思いました。

※森田療法が大正時代から行われている方法なので、森田療法がACTと同じというわけではなく、ACTが森田療法と同じという言い方が正しいですが。

私以外の意見としても、学者さんが書いたACTを取り扱ったレポートにおいても「森田療法と非常に似てる」というのを目にしましたので、そう感じる人も多いと思います。

森田療法に関する本もいくつか読んでみましたが、ネガティブな感情との上手なつきあい方を学ぶにおいて非常に優れた方法論だと思いますので、森田療法も今後紹介していく予定です。

個人的には、理論部分はACTの方が納得できて、実践部分は森田療法の方がわかりやすいという感じですね。

どちらも優れた方法で実績もありますので、両方紹介しながらネガティブな感情との上手なつきあい方について理解を深めていけたらなと思っています。

※現在の私の認識では、ACTはマインドフルネスをベースにしている点で森田療法と異なります。

※森田療法もACTも不安障害やうつといった心の病気を治すための特別な方法というわけでなく、ネガティブな感情との上手なつきあい方を学ぶという一般のメンタルヘルスとして使える内容です。覚えておくと人生全般で役立ちます。

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